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撮影初日(四)いちご娘 ブログトップ

佐津川愛美&芳賀優里亜も素晴らしい! 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 谷村美月ばかりではない。

 このシーンでは地味な演技を見せる佐津川愛美、芳賀優里亜もなかなか。

 佐津川は一言も台詞がない場面。だが、理沙の取り巻きたちに教科書に、落書きされたときの表情が実にいい。

 落書きm.jpg

 その裏で糸を引く影番の理沙。演じるは芳賀優里亜。こちらも台詞はないが、目つきと雰囲気で「ああ、この子が黒幕だな?」と分かる。

 2人とも動きと表情だけで、役柄を一瞬で紹介。物語に緊張感を持たせる。

 なかなか、いい。その直後にマキ役の谷村美月の大声! 皆、振り返って・・と、オープニングシーンなのに、ドラマが盛り上がる。

 やはり、この子たちを選んだのは大正解!

 よし、本番に行こう! 

(つづく)



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谷村美月、リハーサルで拍手が起こる!(下) 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 最後の谷村の怒号。もの凄かった。

 声は教室中に響き渡り、廊下で見学している人たちも圧倒。 

 「おーーーーーーーーーー、凄い・・・」

 としか言いようのない迫力である。

2年3組ーs.png

 さすが天才少女。僕が期待した通り。いや、それ以上である。さっきまで、まわりの生徒たちの目を気にして、窓際でおとなしく座っていた少女とは思えない。

 と、生徒たちから拍手が起きる。それが広がった。

 谷村は頭を掻きながら、照れ笑いする。その顔が何とも可愛い

 映画撮影。それもテストで拍手が起こるなんて前代未聞。でも、それだけの迫力と迫真性があった。僕も一緒に拍手。

 「マキ! いいね。その感じで行こう!」

 谷村。恥ずかしそうにはにかみながら、頷く。

 全体の流れを掴んだスタッフはすでに設置、用意した照明機材やマイクを手直している。

 準備ができたら、本番である!

(つづく)



タグ:谷村美月
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谷村美月、リハーサルで拍手が起こる!(上) 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 佐津川愛美、芳賀優里亜。そして、谷村美月らを中心にテストをする。

 東亜優はまだ、このカットではお休み。

 田辺の10代女優たちも、不安げだが、問題なくこなしていく。劇団「ふたり」は余裕に見える。

 で、テスト。僕はもう口を出さない。本番さながらに動いてもらい、俳優は台詞をいい。演じる。途中では止めない。

 「では、テスト。よーーーーーーーい。スタート!」

 誰も台詞を間違えたり、違った場所を見たりしない。よしよし! いじめの部分があって、
怒号。夏美と取り巻きが振り向く。

 教室の後ろ。マキ役の谷村美月。男子高校生2人の襟首を掴んで、叫ぶ。

 「お前がやったのは、分かってるんだよぉ! お前かぁ! お前かぁ!」

マキVS男子.jpg

 「カッーーーーート!」

 谷村の声。もの凄かった。そこにいた全員が圧倒された・・。

(つづく)
タグ:谷村美月
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やはり、会議室で映画撮影はできない! 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 通常、撮影前には、しっかりと準備する。

 が、金ない。時間ない。ということがよくある。ロケハンといっても、数分間しか現場を見れないことがある。

時計.png

 なので、監督は撮影時に現場に来て、そこでカット割りをする人もいる。事前に考えて来ても、ロケハンで数分見ただけの現場では、イメージ通り撮れないことが多いからだ。

 幸い、今回の「ストロベリーフィールズ」は何年もかけて準備した。

 僕自身が企画、製作費を集めたので何年もかかったが、それゆえに何度もロケハンができた。目をつぶっても、東陽中学の教室はイメージできる。

 だが、油断は禁物。実際にカメラを構えてみて、初めて分かることもある。あれほど慎重に考えて描いたコンテ。その通りに撮れないカットがあった。

 やはり、撮影は計算通りには行かない・・。やはり、刑事の捜査と同じ。現場百回。会議室で考えていてはいけないことを改めて感じる。

(つづく)



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教室シーンの撮影段取り(下)動きを説明 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 まず、動きを説明。

 夏美。教室を見回す。淋しい=>夏美の机に取り巻きが集まる=>理沙が指示=>いじめが始まる。

 そこに大きな声=>夏美や取り巻きが振り返ると=>マキが男子高校生の襟首を掴んでいる。

 そこまでを説明。俳優たちに実際に動いて、もらう。この段階ではまだ演技はしない。動き方をまず把握してもらう。

 カメラの位置も説明して、どちらの方向をどのタイミングで見るか? 等を伝える。

初日撮影風景1ーs.jpg


 俳優もなかなか大変な仕事で、役に成り切ればいいというものではない。

 カメラがあり、タイミングがあり、立ち位置があり、動き方があり、止まる位置があり、それら全てを理解し、冷静に体を動かす。

 その上で感情は役に成り切って、演じなければならないのだ。

 佐津川愛美も、芳賀優里亜も、谷村美月も真剣な顔で説明聞く。

 そして理沙の取り巻きを演じる地元オーディションで合格した田辺女子高校生チームも、不安を感じながらも、動きを把握しようとする。

 「さっ、動きはこんな感じだね。じゃあ、一度、テストをしてみよう。

 一度で出来なくても、2度、3度テストをするから、その間に動きを覚えて。まずは、僕が声を出して説明するから・・」

 テスト開始だ。

(つづく)



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教室シーンの撮影段取り(中)シナリオで確認 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

シナリオ新3.jpg
__________________________________
<シナリオ>

(3)クラス・内                               
      楽しげに雑談する生徒たち。
      夏美(佐津川愛美)は一人。
      机の中から教科書とノートを取り出す。

理沙(芳賀優里亜)「(振り向く)」

      理沙の取り巻きも、振り返って夏美の教科書にマジ
      ックで落書きする。指示しているのは明らかに理沙。

ラン、スー、ミキ、ミイ、ケイ(地元女優たち)「(微笑む)」
夏美「あっ・・・(何も言えない)」
理沙「(嘲笑)」
夏美「(隣の席の生徒に助けを求める視線)」

       でも、その生徒は目を逸らせて教科書を見る。
       そのとき、怒号、大きな物音。夏美、振り返ると、
       マキ(谷村美月)が男子生徒相手に暴れている。

男子生徒「俺じゃないよ!(と、怯え気味)」
マキ「だったら、誰だよ!(教科書にマジックでイタズラ描き。『大
  会には出られない!』)」

____________________________
 
 以上の部分までを通して、説明する。

 撮影では細かくカットを割って撮って行くが、演技には流れが大切。

 一度、通して「流れ」を俳優さんに感じてもらうために、芝居を通してしてもらう。

 舞台演劇の一場面のように、演じてもらう。その感じを掴んでもらってから、細かく芝居を切って撮影して行く。

 感情の盛り上がり、動きの連続性は、細切れにすると演じにくい。だから、通して演じることで、それを掴んでもらう。

(つづく)



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教室シーンの撮影段取り(上)確認 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 スタッフが到着したので、撮影を始める。

 といっても、いきなりカメラをまわす訳ではない。物語の切りのいいところまでを、まず舞台演劇のように俳優たちに演じてもらう。

教室ー後ろ2s.jpg

 その上で動きを変えたり、位置を変えたりして、カメラポジションを決め、どこまで撮るか決めて行くのが一般的な撮影。

 でも、僕の場合はそのほとんどが決まっていて、絵コンテにもしてある。この教室のロケハンも何回もしているので、自身で俳優の動きをして確認もした。

 ただ、どうしても、計算通りにいかない部分も出てくる。カメラ位置は決まっているが、照明や録音のセッティングがある。それら全てを確認するために、一度、段取りを行う。

 まず、生徒役の俳優たちに「立ち位置」と「動き」を説明。スタッフをそれを見る。

 スタートは佐津川愛美演じる夏美。朝の教室。先生はまだ来ておらず、騒いだり、しゃべったりしている。が、友達のいない夏美は一人。

 その辺をもう一度、シナリオで見てみよう。

(つづく)

 
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東亜優の登場!/目の前に美少女? 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 いちご娘はあと一人。美香役の東亜優。

 教室を見渡すが、いない。まだ、メイク中なのだろうか?

 あの子はこの「ストロベリーフィールズ」が映画デビュー作。いや、ドラマも含めて初めての仕事。

 おまけに、あの3人は凄い子ばかり。初日で緊張しているだろうと、心配していた。

入道雲ーs.jpg

 もしかしたら、緊張で何度もトイレに行っていて、まだ来てないのか?とも考える。

 そう思って、もう一度、教室をみまわす。芳賀優里亜。谷村美月。取り巻き5人組。佐津川愛美は先のシーンでいたので大丈夫。

 やはり、東がいない・・。心配だが、まだメイク中かもしれない。

 そう思ってエキストラに来てくれた生徒さんたちに話を続ける。と、何と僕が立つ教壇のすぐ前の席に一人の美少女がいた!

 ああ、こんな可愛い子が・・・ああ! 東だぁ!

 東亜優は凄い美少女なのに、この子もまた教室に溶け込んでいた。単に死角にいただけでないだろう。「ここにいたのか? ごめん。ごめん」東亜優も紹介。

 と、撮影部がカメラと三脚を担いで、教室に到着。撮影再開である!

(つづく)
タグ:東亜優
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いちご娘、全員集合!(11ー終)「やっぱり女優やったんや」2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

教室ー後ろs.jpg

 続いて、隣に座る理沙役の芳賀優里亜。

 窓際に座るマキ役、谷村美月を紹介。

 そのたびに拍手。谷村は、凄く照れていた。

 このあと、撮影するインターハイ出場決定のシーン。

 マキはクラスメートから祝福されないが、この場で谷村は暖かい拍手を受ける。

 何だか、すでに物語が始まっているようだ。

 生徒たちも、満足そう。「やっぱり、あの窓際の子。女優やったんや!」とか、いう顔だ。


(つづく)

ストロベリー写真館「夏美の学校・パート2!!」=> http://pht.so-net.ne.jp/photo/albums/invited/9wuabjs3xl3b0iwwrcts


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いちご娘、全員集合!(10)俳優たちを紹介! 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 或る意味で、小学生の父兄参観日。

 親が来ているかどうか? 心配だが、後ろを見て親と目を合わせたくない。

 日頃よりクラスがワサワサする。気になる。授業どころではない。それのレベルアップした状況。

木製の窓s.jpg

 それなら、こうだ。

 「えーーーーーー、じゃあ、もう、気づいていると思うけど、俳優のみんなを紹介します。今、教室に入って来たのが、佐津川愛美さんです!」

 そういうと、生徒たち。ようやく、堂々と振り返って、佐津川を見つめる。

 「みんなも知っている通り。佐津川さんは、テレビドラマの『がんばっていきまっしょい!』に出演。姫の役を演じていました。

 今回は夏美という高校生を演じます!」

 そう紹介すると、佐津川。まさか、教室に着くなり紹介されるとは思ってなくて、戸惑いを感じたよう。

 通常は撮影が始まる直前に演出部のセカンドさんが、スタッフに対して俳優の紹介。この段階でされることはまずない。

 でも、賢い佐津川はすぐに事情を理解。笑顔で立ち上がり一礼。

 「よろしく、お願いします!」

 拍手が起こる。教室の緊張した空気がなごみ、一気に明るくなった。


(つづく)
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いちご娘、全員集合!(9)あの子。もしかして? 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 教室のワサワサ感は、ピーク!

 「あの子。『がんばっていきまっしょい!』の子とちゃうか?」

 「姫や! 『がんばって』の姫や! 間違いない」

 「ウソ。ほんま? 姫?」

 皆、そんなことを思っている顔。それを必死に押さえて、おとなしく座っている。

 ジーーーーーと本人を見つめるのは失礼と思うのか、チラチラ見ている。或いはあえて見ないようにしている。

10494277.jpg

 芳賀優里亜や谷村美月たちも、周りの反応にやや困り気味。「みんな、この子。接待に、俳優やで・・」という視線が突き刺さる。

 地元の生徒さんたち。エキストラ募集で来てはもらったが、「誰が出演するか?」ということを特に告知してはいない。だから、余計に気になる。

 知っていればまだ、「おーーーこの子かあ〜」で終わるものが、知らないだけに「マジ? あの子。**ちゃうの? テレビで見たわぁー」とぉ感激が大きい。

 これから撮影で、生徒役を演じてもらわねばならない。なのに皆、完全に観客になっていた!

(つづく)

ロケ地・東陽中学の写真はこちらを=> http://pht.so-net.ne.jp/photo/albums/invited/fzwi3so494qncxjyvoxk 



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いちご娘、全員集合!(8)少女たちのオーラ? 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

黒板と窓.jpg

 芳賀優里亜は、雑誌「セブンティーン」の専属モデル。同世代の女の子たちなら、知っている人が多いだろう。

 男の子たちなら「仮面ライダー555」のマリだ・・と気づいているかもしれない。

 谷村美月は映画「カナリア」に出ているが、(それ以外の作品の公開はこれから)田辺では残念ながら、上映されていない。

 だが、谷村は15才ながら、もの凄い存在感があるし、ずば抜けて可愛い

 同世代の子たちから見れば、「この子。絶対に女優やで・・」と感じるはずだ。そう考えていると、佐津川愛美が登場。

 先の撮影を終えたあと、別室でメイクを直して、こちらの現場に連れられて来たのだ。

 その瞬間、教室の熱気はさらに上昇。

 佐津川は、先日まで放送されていたテレビドラマ「がんばっていきまっしょい!」にレギュラー出演。姫の役を演じていた。

 みんな知らない訳がない!

(つづく)

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いちご娘、全員集合!(7)梅干効果? 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

目標ーs.jpg

 衣装合わせのときも、そうだ。

 芳賀優里亜はセーラー服を着た瞬間。もう、影番の理沙だった。

 青いジャージを着たとたん、繊細な文学少女の谷村美月が、強気で不良のマキになっていた。

 それと宿題ビデオで渡した田辺ビデオ。僕が何年も前に地元の町を撮影、編集したもの。

10387269.jpg10387274.jpg

 そして、田辺の町を感じてほしくてプレゼントした梅干。

11288854.jpg

 「そんなものから、地元感を感じ取ってくれたのではないか?」とも考え、少し嬉しく思えた。

 が、僕の思いとは別に、エキストラのみんな。落ち着かない様子。

 特に芳賀や谷村のまわりの子たち。ワサワサしていた・・・。

(つづく)

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いちご娘、全員集合!(6)デ・ニーロの資質 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

東陽1.jpg

 タレントは花があり、オーラがあり、いかにも芸能人という感じがする。

 でも、本物の俳優というのは、成り切ってしまう。

 例えば、ロバート・デ・ニーロ。

 どんな役をやっても、本物に見えてしまう。

 タクシー運転手を演じれば、本当にタクシー運転手にしか見えない。

 僕もニューヨークで何度もタクシーに乗ったが、あんな雰囲気のドライバーは本当に多い。

 ボクサーを演じれば、ボクサー。

 マフィアのボスを演じればドン・ビトー・コルレオーネに見える。

 教室の中、生徒の中に溶け込んでしまった芳賀優里亜や谷村美月。

 この子たちも、そんな素質を持っているのか? 

(つづく)




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いちご娘、全員集合(5)可愛いのに気づかない?  2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

黒板消し.jpg

 が、教壇に立ってすぐに、芳賀や谷村が席に着いていることに気づかなかった。

 他の生徒の中に、溶け込んでいたのである。

 「目立たないから、一般の子に溶け込んだんじゃない?」

 と思われそうだが、そうではない。芳賀優里亜も、谷村美月も、ちょっとその辺にはいないくらいに可愛い

 渋谷のセンター街を歩いても、必ず皆、振り返るだろう。教壇からよく見れば、2人はかなり目立つ。

 地元の子たちにも可愛い子が多いのだが、さすが芸能人。さらに可愛いのである。

 でも、すぐには気づかないほど、教室に溶け込んでいた。

 これは・・・・どういうことか? 

(つづく)

ロケ地・東陽中学の写真はこちらを=> http://pht.so-net.ne.jp/photo/albums/invited/fzwi3so494qncxjyvoxk


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いちご娘、全員集合(4)地元民に見えない俳優 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 通常、地方ロケした作品を見ると、よく地元の人に混じって、俳優が出演しているシーンがある。

 漁師の役なら村の人たちと共に、地引き網を引く主人公とか。村の会合シーンがあれば、テーブルを囲んで話合うシーンとか。

11478924.jpg

 しかし、本物の地元の人たちと俳優が並ぶと、明らかな違和感がある。

 どう見ても、俳優はカッコよく、或いは目立ち。その村の人には見えない。漁師や農家と思えない。

 いくら汚れた作業着を着ても、本物と並ぶと、違和感が出てしまう。

 特に女優は、それが際立つ。ドラマの世界観を壊したり、リアリティをなくしたりすることがある。

 いつも気になっていたこと。今回は何とかしたいと思っていた。

 それが・・・・・。

(つづく)


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いちご娘、全員集合(3)なぜ、気づかないか?  2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 「え?」。気づかなかった・・・・。

 エキストラの人たちに、早めに教室に入ってもらうのは分かる。

 が、たぶん、俳優たちはメイクや何かで時間がかかるので、ギリギリに連れて来られると思っていた。

 なのに、すでに教室にいて、エキストラのみんなと一緒に席に着いているのだ。

教壇.jpg

 しかし、いくら広い教室とはいえ、芳賀や谷村がいれば必ず目を引く。なのに、僕は全く気づかなかった。

 顔が分からない訳がない。2人とはすでに、面談、本読み、リハーサルと何度も会って話もしている。

 僕がシナリオを読むときは、もう、マキは谷村美月の顔で声でイメージする。

 理沙と言えばもう、芳賀優里亜しか考えられない。2人とも夢にまで登場する!

 なのに、教室にいることにすぐ気づかなかった。でも、これは嬉しいことかもしれない。

(つづく)


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いちご娘、全員集合(2)撮影は1日10分?  2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 「えーーーーーー、みんな、おはよう! 僕が監督の太田です!」

 そういうと、生徒役のみんなからも「おはようございます〜」と、バラバラに挨拶が返って来た。

 「えーーー今日は、撮影に参加してくれてありがとう! 間もなく、撮影を始めます! ドラマはテレビなんかでよく見ていると思うけど、撮影は想像しているより大変です」

 などと話す。というのも、皆、映画というのは「パパッと撮影ができる!」と思っている人が多いからだ。

チョーク.jpg

 実は僕も例外ではなく、18才で初めて映画撮影に参加するまでは1分のシーンを撮るのに、どのくらいの時間がかかるのか? 考えたことすらなかった。

 知らないで撮影に参加すると「何で、こんなに時間がかかるの? 何で、さっさと撮影しないの?」とイライラしたり、ダレてしまったりしがち。

 本来、撮影というのは日の出から日暮れまでして、あとナイターも少々して、本編で使えるのは10分程度。がんばって12分。でも、丁寧に撮れば8分が限界。

 だから、60分もののドラマを撮るにも、どうしても1週間ほどかかるという計算。
 
 いかに「映画撮影というのは、時間がかかるものなのか?」分かる。それを知った上で、撮影の臨んでもらえば、多少違うものになるはず。

 と、話している途中で気づく。生徒たちの中に、理沙役の芳賀優里亜、マキ役の谷村美月がいて、すでに席に着いている!

(つづく)


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いちご娘、全員集合(1)挨拶  2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 僕だけが先に移動。教室を覗く。

 すでに生徒役のエキストラの皆さんは席に着いていて、そこだけ学級になっていた。

着席ーs.png

 「もう、みんな来てんだ!」

 さすがプロの演出部。渡り廊下の撮影をしている間に、教室に生徒たちを入れて置いてくれたのである。感激・・。

 これが自主映画時代なら、僕がエキストラを呼びに行き、「じゃあ、みなさん。教室のシーンの撮影に移りますから、来てくださーーーい!」と誘導。

 教室では1人1人の席順を決めて、座らせて行くことになる。それでたぶん1時間!

 それが、すでに済んでいる! プロの現場は本当にありがたい!

 生徒たちを見ると、少々緊張。もちろん、映画の撮影は初めてだ。不安も大きい。

 僕としては、もう一度、複雑なカット割りを確認しておきたかったが、監督は撮影を進めるばかりが仕事ではない。
 
 少し、リラックスしてもらおう。教室の前扉から中に入ると、教壇に立った・・。

(つづく)
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移動。渡り廊下=>教室(下)慎重に急ぐ? 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 大掛かりな撮影になるほど、それは大変。

 大きな機材を運ぶだけで、何時間もかかったりする。ときには小さな移動でも、トラックに積み込んで運ぶ。

機材3.jpg

 その間にも太陽は、どんどん傾いて行くのである。

 といってバタバタと運ぶと、高価な機材を壊してしまったり、ロケ場所の壁や柱を傷つけてしまったりする。だから、慌てずに慎重に、急いで作業をしなければならない。

 そんなことがあるので、すぐに教室に移動して撮影開始はできない。

 僕だけが先に移動。教室に入る。

 すでに生徒役のエキストラの皆さんは席に着いていて、そこだけ学級になっていた!

(つづく)



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移動。渡り廊下=>教室(上)意外なこと 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 渡り廊下の撮影を終えて、移動。

 といっても、先ほど用務員・古本さんのシーンを撮影した場所。その前の教室だ。僕の移動時間1分ほど。

 でも、スタッフはそうはいかない。撮影部はカメラワイヤーを外し、三脚を持ち、機材を集めて、次の場所に移動する。

 照明部も、録音部も同じ。制作部はイントレを片付ける。

 演出部はエキストラの人たちに指示して、次の場所に移動してもらったり、終了した人たちにはお礼を言って返す。

 そうこうしていると、20分、30分とかかってしまう。

 映画を見ていると気づかない。が、カメラを動かして別に場所に行くというのは、とても時間がかかる。

機材2.jpg


(つづく)


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窓枠はサッシ? 木製?   2005/9/15 [撮影初日(四)いちご娘]

 机だけではない。撮影のために教室自体にも手を加えている。

 まず、下の写真を見てほしい。これは校舎を外側から撮った写真。木造の校舎だが窓だけは、サッシになっている。

窓ー外から.png

 内側から見ても、銀色が目立つサッシであることが分かる。

窓.png

 反対側の窓枠は木。そして昭和40年代の感じを出すためにも、こちらの窓枠も木にしたいと考えた。

 で、美術部さん登場! ロケハン時に窓枠のサイズを全て計り、木目調の壁紙のようなものを窓枠に合わせて作ってくれたのである。
 
 それをサッシに貼付けると、以下の写真のようにどこから見ても木製の窓となる。

フレームーM.png

 これも映画を見たとき、気づく人は少ないだろう。が、スタッフの努力が生きる大事な部分なのである。

(つづく)

ロケ地・東陽中学の写真=>
http://pht.so-net.ne.jp/photo/albums/invited/fzwi3so494qncxjyvoxk


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教室の机は借り物?   2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 ちなみに教室シーン。

 出来上がった映画を見れば、「いつも使われている教室。そのまま使ったんだろう」と思うかもしれない。

 が、実は、前もって準備したものがある。

 まず、机。生徒の人数分。約40個。実は全部、別のものと入れ替えてある。

 というのは、常設されている机はスチール製のもの。できれば、昔ながらの木の机にしたかった。

 その希望を受けて、制作部のスタッフが田辺市内中の学校を探してくれた。が、残念ながらどこにもなかった。

 でも、「ありませんでした!」と言わないところがプロフェッショナル!「せめて古めのスチール机を!」と、ある学校からわざわざ借りて来てくれたのである。

机1.jpg机2.jpg

 見てみると、僕が小学生時代に使っていたものと同じ。もの凄く懐かしい。

 40前後の机と椅子。これをトラックに積み、何度も往復。かなりな重労働。撮影が終わればまた返しに行かねばならない。

  映画を見ても気づかない部分である。でも、制作部さんたちの、そんな努力が作品を支えている。

(つづく)




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教室シーンだ!(下)シナリオ紹介  2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

シナリオ新3.jpg
__________________________
<シナリオ>

(3)クラス・内                               
      楽しげに雑談する生徒たち。
      夏美(佐津川愛美)は一人。
      机の中から教科書とノートを取り出す。

理沙(芳賀優里亜)「(振り向く)」

      理沙の取り巻きも、振り返って夏美の教科書にマジ
      ックで落書きする。指示しているのは明らかに理沙。

ラン、スー、ミキ、ミイ、ケイ(地元女優たち)「(微笑む)」
夏美「あっ・・・(何も言えない)」
理沙「(嘲笑)」
夏美「(隣の席の生徒に助けを求める視線)」

       でも、その生徒は目を逸らせて教科書を見る。
       そのとき、怒号、大きな物音。夏美、振り返ると、
       マキ(谷村美月)が男子生徒相手に暴れている。

男子生徒「俺じゃないよ!(と、怯え気味)」
マキ「だったら、誰だよ!(教科書にマジックでイタズラ描き。『大
  会には出られない!』)」

       男子たち、抵抗できない。生徒たち集まり、
       まわりで囃し立てる。

美香(東亜優)「(勉強していたが立ち上がり、止めに行く)」
理沙「(手にはマジックペン。夏美に微笑むと、『フロイトの心理
  学入門』を読み始める)・・・」
夏美「(理沙がやったことを理解。でも、何も云えない)」
美香「マキ、やめなさいよ!」

       美香がマキを止めていると、扉が開いて、
       担任教師の京子。学年主任・長塚。
       そして腰巾着の鮭山先生が教室に入って来る。
_____________________________

(つづく)





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教室シーンだ!(上)4人勢揃い 2005/9/17 [撮影初日(四)いちご娘]

 いよいよ、4人のメインキャラクター全員登場。の教室シーン。

教室ー窓側.jpg

 佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜、東亜優。

 他には地元オーディションで勝ち抜いた、実力派の現役高校生たち。もちろん、熊校の劇団「ふたり」もいる。

 さらに先生役として、ベテラン並木史郎さん。伊藤裕子さん。そして地元オーディションで出会った弁慶伝説保存会の泉清さんも登場。

 生徒役には市内の中学、高校から40人近い子たちが来てくれている。

 なかなか、大掛かりで大変な撮影となる。

 そんな教室シーン。その内容をシナリオで振り返っておこう。まずは前半。

(つづく)


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