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4流製作会社の実体 /2003年9月10日Ⅲ [第7章 東京・死闘篇]

  また、ある会社ではこうだ。僕が監督した作品で、編集することをすでに依頼されていた。なのに、プロデュサーは無断で素人に編集させてしまう(ギャラが安く済むので)。

 僕は全く知らずに、他の仕事をせずに何週間も待っていたのだ。監督にとって作品は我が子同然。こんな屈辱的なことはない。

  次第に見えて来るものがあった。業界の底辺にいる製作会社やプロデュサーというのは、「いい作品を作ろう!」という気持ちは全くない。
 製作費をいかにピン跳ねして、人件費を削り、利益を上げることしか考えていないのだ。

 時間がかかれば経費がかかる。だから、撮影日数を短くする。それでは撮り切れないので、スタッフは徹夜で仕事する。でも、ギャラは変わらない。

 そのギャラを削る。額を最初に言わずに、聞いても教えない。支払日にも払わず、延ばすだけ延ばして、信じられない額を払う。できれば、踏み倒す。

 それが業界底辺に存在する制作会社の姿。そんな場所で僕は、真剣にドラマ作りをしようとしていたのだ・・。(つづく)


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